受験勉強法〜参考書・問題集の使い方〜

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今回は参考書・問題集をどう解いていけば効率的かについて解説します。

参考書・問題集の取り組み方によって成績の上がり方はまるで違います。いくら問題を解いても成績が上がらない人は使い方を間違っています。正しく参考書・問題集を解けば必ず成績は上がります。

今回は主に理系の参考書の使い方をイメージして書きましたが、英語や社会系の強化にも応用できるかと思います。

参考書の選び方

まずは参考書の選び方について説明します。まず1番大事なのは、自分のレベルにあった参考書を選ぶことです。自分のレベルより高い参考書をえらんでしまうと、全然問題が解けません。そのため、モチベーションが低下します。また、基本的な知識が身についていないので、参考書の答えを見ても理解が進まなかったり、きちんと吸収できなかったりします。

目安としては、参考書の5割程度の設問を初見で解ける参考書を選びましょう。全然解けない参考書のほうが為になると思うかもしれませんが、人間はある程度知っていることでないと効率が非常に落ち、理解度や記憶力が圧倒的に落ちます。なので、ある程度は理解している内容+αという参考書・問題集が良いです。

次に大切なのは解説の量についてです。解説が多ければ多いほどよいというわけではありません。基礎的な内容の参考書・問題集であれば、解説が充実していたほうがよいです。しかし、応用的な内容であれば、丁寧な解説は不要です。その段階になれば丁寧な解説がなくとも理解できるはずです。自分のレベルで理解できる解説の量を選びましょう。

ただ、参考書といってもいろいろありすぎてわからないと思うので、参考書を紹介した本などを参考にするのが良いと思います。

使い方

下の記事に適切な復習のタイミングについて解説しました。基本的に以下の記事に沿って復習していきましょう。

tax1729.hatenablog.com

①所見で解けた場合

まず、所見で解けた問題に関しては2度と解く必要がありません。なぜなら、その問題の学習内容はすでに長期記憶に保存されているので、それ以上復習しても意味がないからです。なので、所見で解けた場合は☓印などを付けて二度とやらないようにしましょう。

②所見で解けなかった場合

そして、所見でわからない問題ですが、10分〜15分程度考えてわからなかったら、答えを見ることをオススメします。わからない問題に時間をかけてじっくりと取り組むというのは学問の基本ではありますが、受験勉強にはそぐいません。もちろん、基本的な内容はすべて網羅した上なら問題はありませんが、これから基本を身に着けて行こうというのであれば、時間の無駄なので答えを見ましょう。

そして答えを見て理解したら、答えを閉じてすぐさま同じ問題を解き直しましょう。案外、答えをみた直後でも完答するのは結構難しいと思います。理解するのと完答するのは全く別の作業だからです。理解したからと言って解けるとは限りません。必ず答えを見たら、もう一度解くことをオススメします。

そして解けなかった問題は、その日の日付と解けなかった印をつけておけましょう。そして、いつ復習するかを忘れないようにしましょう。

③1回目復習

1回目の復習は次の日に行いましょう。次の日も解けなかった場合は②に戻って同様に学習しましょう。1回目の復習で解けだ場合はまた、印と日付をつけましょう。

④2回目復習

2回目の復習は1回目の復習の1週間後に行いましょう。そこで解けなければまた、②に戻りましょう。そして解けた場合は、また印と日付を書いておきましょう。

⑤3回目復習

3回目の復習は2回目復習の1ヶ月後にしましょう。そこで解けなければまた、②に戻りましょう。そして、3回目の復習で解けた場合は、長期記憶に学習内容が保存されているので、今後復習する必要はありません。