人狼殺|9人標準局で初日に黒が出た場合

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人狼殺の9人標準局で占い師が2人出て、さらに初日に黒出したとき、村人側が超絶有利になる理由を解説します。黒出されたプレイヤーが人狼でも人狼でなくても村人有利になります。

9人村役職構成

村人(役職なし) 4名
占い師 1名
ハンター 1名
狩人 1名
人狼 2名

勝敗条件

村人陣営:人狼を全員処刑する
人狼陣営:村人陣営と人狼の人数が同じになる

解説

占い師が2人いて、どちらかの占い師が黒出しした場合を考えてみましょう。すると以下の図のようになります。

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黒1は占い師1が黒出ししたプレイヤー

この場合、黒1のプレイヤーを初日に処刑するのがセオリーです。黒1のプレイヤーは50%の確率で人狼です。そして2回目の昼に占い師1を釣りましょう。そうすることで、確実に人狼を1人殺すことができます。さらに3回目の昼には占い師2を処刑しましょう。

この時点でゲームが終了しなかった場合、真占い師は占い師2ということになります。なぜなら、占い師1が真占い師の場合、黒1と占い師2が人狼だからです。4回目の昼は以下のような状態になっています。

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4日目の昼(最終局面)

ここで、3人の中から人狼を処刑することができれば村人陣営の勝利となります。この場合、真占い師が決定しています。もし占い師2が黒出ししていればそのプレイヤーを処刑してゲーム終了です。それ以外の場合でも、占い師の占い結果によって人狼が確定している場合が多いです。最終局面までに占い師2が人狼を見つける可能性は結構高いでしょう。

役職フルオープンするとさらに有利

さて、最終局面で勝利確定としたい場合には残った3人のプレイヤーのうち2人が確定となっていればよいはずです。真占い師である占い師2が占ったプレイヤー(全員白)は合計で3人です。

人狼が夜に殺せるプレイヤーの数も3人です。占い師2の占ったプレイヤーを全て殺していた場合は、誰が人狼を特定するのは難しいでしょう。逆に言えば、占い師2が占ったプレイヤーが2人最終局面に残れば村人陣営の勝利となります。

そこで、役職フルオープンをするとどうなるでしょうか。そうすると最終局面において以下のようになります。

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白2は占い師2が占って白が出たプレイヤー

人狼側は3回の夜のうちに3人を殺すことができますが、それでも占い師2の占い先と役職持ちの合計が5人となるため、誰を噛んだとしても最終局面では2人の白確定プレイヤーが存在してしまいます。

こうなるには条件があります。初日の占い師2の占い先が、ハンター or 狩人でないことです。その2つの役職持ちと被ってしまったり、黒1のプレイヤーを占っていた場合は、この方法は使用できません。

ただ、かなりの確率で役職持ち以外を占っているので、もし自分が役職持ちで占われていない場合はフルオープンを提案してみましょう。さらに、この条件を満たさなかった場合でも占い師2が人狼を占える可能性が高くなる(ハンターと狩人のプレイヤーを占う必要がない)ので、役職フルオープンをしたほうが良いでしょう。

人狼陣営が勝つ確率

ここで、役職フルオープンしたときに人狼陣営が勝利する確率を計算してみます。まず、人狼陣営が勝つには初日に真占い師が役職持ちか黒1を占っている必要があります。その確率は4/8です。さらに占い師2に最終局面まで、人狼が占われない確率は3/4×2/3=1/2です。それをした上で最終局面で処刑されない確率は1/2です。

これら全てを満たす必要があるので、全て掛け合わせて計算すると勝利する可能性は12.5%です。

こう考えて見ると初日の黒出しは人狼陣営にとってかなり不利なことがわかると思います。是非参考にしてみてください。

 

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